■ 初めての煙突掃除(伊藤孝子さん)

やろう、やろうと思っていた初めての煙突掃除は秋に入ってもなかなか手を付けることができません。
理由といえば色々とありますが、まず第一に我が家にはいい体格をした30半ばの息子が同居していること。私の中では【煙突掃除なんて言うのは男手の仕事であり、この30半ばの息子が気を利かせて自らこなして当然のこと】なのです。が、ここで問題なのが器用さと、運動神経の有無。この息子の不器用さと運動神経の無さと言ったら中々のもので、彼一人に最初から任せるには相当な不安があります。

第二に傾斜のある屋根で筒を扱うために必要な道具。脚ごとに長さ調整の利く脚立購入。掃除道具はストーブハウスのお姉さんに我が家の煙突の寸法等を伺いながら揃え、第二の理由はここでクリア。さて任せきれない彼でも居ないよりましと思いあてにしますが、休みが合わず日々はどんどん過ぎてゆくばかりで、いつまでもこのままでは冬になってしまうと、気になり苦になり心は焦りまくりです。

サー、秋晴れの日に建築用の二重梯子を一人でガラガラと引きずり、何とか屋根に掛け不安ながらも決行!!そうです。一人で頑張ろうと決めました。屋根に上がりよーくみると煙突は1本ずつに分けることができそうです。1本の重さはどれ位あるのだろう?分からないながらも、まず1本そうっと外して少し斜めに…なったところで。急にフワーっと風が煙突を仰ぎ揚げ、慌てて力を入れて抑えこみました。冷や汗を垂らしながら「煙突が落ちなくてよかった」と安堵と同時に、やっぱりこれは息子がやるべき!と思いを変え外しかけた煙突を元に戻し固定。
梯子は掛けたまま数日が経ちました。偶然休みが一緒になったある日、今度は2人で決行。

「重いからね、十分おさえて」と私の言い分など耳たぶさえもかすらず息子はさっさと作業を進めます。煙突を屋根から落とすこともなく、適当ながらも無事済ませることができました。

本格的な寒さがやってくると今度は鍋奉行ならぬストーブ奉行の爺が火の番を独り占めです。

スタッフからのコメント

伊藤さん、2重煙突は重いです。(1本10kg程)煙突掃除は必ずお二人で行って下さいね。ご主人(写真)もご満足そうで、とても良かったです。これからも薪ストーブライフ楽しんで下さいね。
(スタッフ:兵藤)