■ 大食漢とお利口さん(八田高聡さん・ゆり子さん)

焚き火は愉しい。しかも部屋の中でなんて、何と贅沢な事でしょう。
30代前半で横浜から八ヶ岳南麓清里に引っ越して来て35年になります。
生業は、ステンドグラス(ガラスに絵付け)作家です。

田舎暮らしを始めた当初から、暖房は薪ストーブです。初めは敷地内に立っていたカラマツ等を燃やしていましたが、その後、知人・友人等をつてに段々薪が手に入るようにはなって来ました。
昨年導入した鋳鉄製のストーブになるまでは、地元の金物屋さんで手に入る鉄板製を5台ほど使い続けました。安価で直に温かくなってくれるのでとても気に入ってたのですが、何せ大食漢!煙突も直径10センチのもので横引きがあったりして、一冬に10回は煙突掃除をしなければならない事もあったりして、将来的にこのままでは大変すぎると判断致しました。

我が家は、鉄板製のストーブ時代からストーブを囲んで暖をとる、廻りにテーブルがある洋風囲炉裏的な使い方をしていて、そのスタイルを崩したくなかったので機種の選択肢があまり多くありませんでした。15畳程の部屋を暖めるのにさほど大きい必要は無く、選んだ機種はモルソー社の2B(シガータイプ)。煙突掃除が楽な事と燃費が良いようにと、天井を抜き屋根迄なるべく直線的に煙突工事をして欲しいと言う事で、いつも我が家のリフォーム等をお願いしている大工さんに紹介して頂いたのが「ストーブハウス」さん。信頼している棟梁の紹介は間違いありませんでした。

スイッチひとつで暖がとれるのは確かに便利ではありますが、薪ストーブにするんだったら、薪は可能な限り自分で準備したい!と言うのが私の信念です。薪を自分で用意出来なくなったら楽しみも薪ストーブを焚く意味も半減するのかな~位に思っています。

2シーズン目に入ったデンマーク製のストーブ。コンパクトですが、快適に我が家の暖房器具として代替わりをしてくれました。性能抜群、管理も楽で大変お利口さんです。もっと早くこの機種にしていれば良かったと思うこの頃です。
余談になりますが、本体側板のレリーフが「リスとオークの葉」これは私達が大好きなモチーフでステンドグラス作品にも時折登場しています。嬉しい~!!

スタッフからのコメント

ステンドグラス作家の第一人者である八田様ご夫妻はいつも笑顔が絶えません。ストーブレリーフのリスさんも何だか嬉しそうで…、今にもストーブから飛び出してきそうですね!!
(中野)