■ 工事に奮闘中!!

9月に入ってもうだるような暑さが続くこの頃ですが、ストーブマン達は連日煙突工事に薪ストーブの設置工事に奮闘中です。

今回紹介するのは、以前から使用していた薪ストーブがうまく燃えず、使用するたびにモクモクと煙が室内に充満してしまっていたお宅での施工報告です。

以前の欠陥のあった煙突はそれもそのはず。

煙突は室内外共にススの付着しやすいシングル煙突を使用し、ススの溜まりやすい横引きによる壁出し施工がなされていました。

これではストーブ本体のみでの入替では改善されないので、抜本的な煙突施工の改善も加わりました。

実際は安全面も考慮して全て断熱二重煙突を使用し、最もスムーズな排煙をするためにも屋根貫きのストレートの施工を行ったのですが、実は今回こんな経緯も相まって契約に至りました。

それはお施主様との打ち合わせのなかで・・・
「1階の既存のストーブスペースに新たにストーブを設置するのはいいが、煙突が屋根を貫くとなると2階のリビングを貫くことになる。それは勘弁!!」と。

そこで思案した挙句、担当したストーブマンHは・・・
「それでは2階室内にも小型のストーブを据え付けて、屋根へと貫く煙突部と連結させてはいかがでしょうか?」と。

(2階に設置したヨツールのF100です。もちろん煙突の口元は後方抜きとなります。)

1本の煙突に2台の薪ストーブを連結させることについては当然ながら賛否はあるところですが、2台の薪ストーブの同時使用は極力避けることを前提にして完成へと至りました。

その出来栄えにお施主様からは「何年も前からここにあるみたいな感じ。」と感謝の言葉をいただき、ストーブマンもほっと一息です。

(1階のアンコールエバーバーンです。設置にあわせて炉台もレンガで拡張しました。)

今回の工事では、お施主様の意向を充分に汲み取ったなかでアイデアが良い結果をもたらした施工としてストーブマンたちにとってはとても糧になる事例となりました。

10・9・3 ストーブマンN