■ My Stove Life(安部征吾 さん)

ビルトインガレージのある家。広いウッドデッキのある家。そしてなにより薪ストーブのある家。私にとってまさに3拍子揃ったマイホームである。

そもそも薪ストーブとの出会いは?というと、かれこれ20年前に遡り、それは蓼科の別荘にて…。んん?よくよく考えてみると、そうだった…、実家にあったのだ。しかも暖炉と薪ストーブの両方だ。しかし暖炉には自身で火を入れた記憶が全くない。
一方で薪ストーブの方は、大きい声じゃ言えないが、母の雨天限定の焼却炉になっていた記憶が蘇る。まさか既に出会っていたとは…。今後のストーリーに支障をきたすため、誠に勝手ながら“きっかけは蓼科”で話を進めることにする。

私のSTOVE LIFEは、真冬の蓼科での赤いアクレイムとの出会いに始まる。冬の度に訪れ、寒さが一層薪ストーブを演出し、必然的にその魅力にハマっていった。雪空のもとユラユラと揺れる炎を見ながら、柿の皮入りの野沢菜を肴に飲むビールの美味いこと。時にはソーセージを焼いてみたり、コトコトと時間をかけて煮込んでみたり。

いつしか蓼科に来る目的がスキーから薪ストーブ遊びに代わっていったことは言うまでもない。これを数年繰り返し、わざわざ薪ストーブ遊びに長野まで?当然そんな想いが頭をよぎる。ともなればこれまた当然、憧れはマイホームでの薪ストーブ遊び。ただし、あいにくリビングは2F。そのため重く大きい薪ストーブは難しく、可愛らしいイントレピッドⅡの設置となった。

確かに薪ストーブとしてのパフォーマンスは低いかもしれないが、東京での冬の暮らしにおいて、まして週末のSTOVE LIFEで考えれば十分である。それよりも大事なのが薪ストーブのある暮らし。ストーブを囲んで暖をとることはもちろん、焚き付け用の薪を割り、DIYで薪小屋を建て、東京に居ながらにして自分なりのSTOVE LIFEを満喫している。

そして今では、わざわざ薪ストーブ道具を買いに長野まで行くという、新たな“STOVE HOUSE LIFE”をも満喫しているのであった。

スタッフからのコメント

薪ストーブが家族の一員であることが、ひしひしと伝わってきて、とてもうれしく思います。これからも“仲良し家族“のご来店お待ちしております。…イントレピッド君、焼却炉にならなくて良かったね。笑
(スタッフ:中野)